気仙沼「津波体験館」改修し再開

東日本大震災の前から津波の恐ろしさを伝えてきた、宮城県気仙沼市の
「津波体験館」が、震災の経験を踏まえた展示に改修され、27日、
改めてオープンしました。

気仙沼市唐桑町にあるこの施設は、津波の体験を後世に伝えるため、
宮城県が昭和59年に建設しました。東日本大震災では大きな被害を受けませんでしたが、老朽化が進んだことや、震災の経験を踏まえた展示に改めるため、
今月初めから閉館して工事を進めていました。

27日は再開を記念して入館が無料で、早速訪れた人たちが津波の疑似体験をしました。
この施設は、津波の映像を見ながら、音や振動、風などで津波を体感することができま
す。

これまでの映像は、震災前の津波の写真を重ねたり、住民の様子を再現したりしたものでしたが、今回の改修で東日本大震災の津波の映像に替えられ、津波のおそれがあるときはすぐに高台に逃げるよう呼びかけるメッセージなども盛り込まれました。

市内から孫と訪れた65歳の女性は、「誰もが津波と無関係ではないと思うので、この地域の以外の人にもぜひ利用してほしい」と話していました。
津波体験館の利用者は震災前は減少傾向でしたが、昨年度は6000人余りで、震災の直前より増えたということで、小松勇次館長は「より多くの人に来てもらい、防災意識を高めてほしい」と話していました。